「動く歩道だぁ!!」 「パスポートだけで買い物出来るなんて感動だよ!!」 「道案内のロボットまでいるんだー!!」 現在、僕たちはミナモシティの手前にある超ハイテク都市、ラルースシティに来ている。 あ、勿論、途中のヒマワキジムでちゃんとバッチをゲットしてね!! 「ねぇ、ヒカル〜お腹すいたよ〜」 そういったのは、肩に乗っているコリンク。 因みに、コリンクは普段モンスターボールから出してるけど、他のポケモン達は仕舞っている。 「そうだね…あ、あれ自販ロボットじゃないかな?」 僕は近くにあるロボットに近寄る。 「やっぱり!!ちょうど良かった。ハンバーガー二つ下さい。」 「パスポートヲ オネガイシマス」 僕がパスポートを提示すると、ハンバーガーが2個出てくる。 僕は近くのベンチに座ると、コリンクにハンバーガーを渡す。 「ねぇ、次はどこの町に行くの?」 コリンクがそういいながら、ハンバーガーを食べる。 「えーっとね、ミナモシティから船をつかってトクサネシティに行くんだ。」 「おーい!!ヒカルー!!」 背後から僕を呼ぶ声が聞こえたので、辺りを見回すと。 「あ、サトシ!!」 声の主はサトシでした。 「久しぶりだな!!」 「うん、しばらくだね。サトシはどうしてラルースに?」 「バトルタワーに挑戦するためだぜ。ヒカルもそうだろ?」 …バトルタワー? いや、そういうものがホウエンやシンオウにあるのは知ってるけど… ラルースにあるという話のは初耳です。 「…あ、もしかして知らなかった?」 「うん。全然♪」 結局、サトシと一緒にバトルタワーに挑戦することに。 大体のバトルタワーには、シングルバトル、ダブルバトル、タッグバトルの挑戦窓口が用意されている。 僕とサトシのタッグでタッグバトルに挑戦することにしたんだけど、ここに一つ大きな落とし穴が… 「そういえば、ヒカルって、タッグバトルしたことあったっけ?」 「……あ、そういえば…」 僕には、タッグバトルは愚か、ダブルバトルの経験すらない。 いや、知識としてはあるんだけどね。 サトシは「大丈夫だぜ!!」って言って励ましてくれるけど… ゲートを通された僕たちは、バトルフィールドに到着する。 …ここまで来たからにはやるっきゃないか。僕はコリンクをモンスターボールにしまった。 「さあ、両者出揃った〜!!バトル開始だ!!」 「相手はショウタとリュウか!!よし、行ってくれ、ピカチュウ!!」 ん?サトシと対戦相手は知り合いなのかな?…おっとそんなこと考えてる場合じゃなくて。 「準備は良い?エルレイド!!」 対戦相手のポケモンはバシャーモとカメックス。タイプ相性ではこっちが勝っている。 「ピカチュウ、カメックスに10万ボルト!!」 「バシャーモ、火炎放射でカメックスの援護!!」 火炎放射と、10万ボルトが正面衝動して爆発を引き起こす。 「カメックス、エルレイドにハイドロポンプ!!」 「陰分身!!」 ハイドロポンプは、陰に当たり、エルレイド自身は無傷。 「エルレイド、バシャーモにサイコカッター!!」 「バシャーモ、火炎放射で迎え撃て!!」 「ピカチュウ、10万ボルトで援護!!」 「カメックス、ハイドロポンプで援護!!」 10万ボルトとハイドロポンプが相殺される。 「ジャンプして上からサイコカッター!!」 上からのサイコカッターでバシャーモは大きくダメージを受ける。 「今だ、ピカチュウ、アイアンテール!!」 バシャーモにアイアンテールがクリーンヒット!! 「バシャーモ、戦闘不能!!」 「エルレイド、カメックスにサイコカッター!!」 「ピカチュウ、エルレイドの援護だ!!10万ボルト!!」 10万ボルトがサイコカッターを包み、電撃を加えたサイコカッターがカメック スにクリーンヒット!! 「カメックス、戦闘不能!!よって勝者、サトシ&ヒカルペア!!」 …その夜、僕はサトシ達一行と食事を共にし、サトシと様々な話をし、翌日、サ トシたちはラルースを去った。 因みに、サトシ達もミナモ方面に向かうんだとか… サトシ達と一緒に行こうとも思ったのだが、どうしてもやりたいことがあって。 僕はポケモンバトルの練習が出来るような場所で、コリンクとエルレイドを出し た。 「昨日のサトシとのバトルで思い付いたんだけど、電撃を纏ったサイコカッター って、かなり強いと思うんだ。それで、コリンクとエルレイドのコンビでそれが 使えるようにしたいから、練習しようと思ってさ。」 「うん!!この後ダブルバトルが必要な曲面も出てくるだろうからね。」 「ああ、いいとおもうぞ。」 ラルースなら、何一つ不便は無いから、バトルの特訓には調度いい。 実戦で試したければ、バトルタワーもあるしね!! さ、電撃のサイコカッター、完成に向けて練習、練習!! 次へ 戻る